Press Release

2013年10月31日

一般財団法人日本海事協会（ClassNK）（会長：上田　德）は、独立行政法人海上技術安全研究所に対して、ISO9001（品質マネジメントシステム）の認証の登録を行いました。

海上技術安全研究所は、長さ400mの世界最大級の曳航水槽を有し、海上輸送の安全確保、海洋環境保全などに資するための技術開発や研究に取り組んでいる日本の中核的試験研究機関です。

本年1月1日に発効したエネルギー効率設計指標（Energy Efficiency Design Index : EEDI）規制では、模型船による水槽試験結果から実船のパワーカーブ（馬力と速力の関係）を推定し、その結果に基づいてEEDI値を算定することが要求されます。EEDI値の算定のため水槽試験の品質確保が求められ、国際船級協会連合（IACS）の手順要件（Procedural Requirement : PR）で水槽試験機関によるISO9001又は同等の品質標準の認証取得が原則として必要となっています。

海上技術研究所では、造船所などからの要請により、船型の設計段階でのEEDI値算定のため、世界最大級の曳航水槽を活用して模型船による水槽試験を実施しています。このため、この水槽試験プロセスに対するISO9001の認証を取得するに至りました。

今般の認証証書授与式は10月31日に日本海事協会本部（東京都千代田区）で行われ、本会の冨士原康一副会長が独立行政法人海上技術安全研究所の茂里一紘理事長へ認証証書を交付しました。

本会はこれからもISO9001/14001/39001、OHSAS18001の各種マネジメントシステム認証で質の高いサービス展開を通じ、世界の海運の発展に貢献してまいります。

以上

この件に関するお問い合せ先：
一般財団法人 日本海事協会
認証サービス事業部　
Tel: 03-5226-2178
Fax: 03-5226-2179

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