Press Release

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(ShipDC) IoS-OPコンソーシアムが初の海外セミナーを台湾で開催

2021年4月19日

株式会社シップデータセンター(ShipDC)が事務局を務めるIoS-OPコンソーシアム(注1)は、4月16日、海外で初めて主催するセミナーとなる「IoS-OP Seminar in Taiwan」を台湾で開催しました。

本セミナーは、台北市の会場と日本をネットワークで接続して実施し、船主を中心とした台湾海事関係者が91名参加しました。船舶IoTデータの共有に係るデータオーナーシップをはじめとしたルールや仕組みに加え、IoS-OPコンソーシアム会員企業のデジタル関連ソリューションを広く紹介しました。

集合形式のセミナーに続き、コンソーシアム会員企業によるコンテンツを台湾海事関係者およびコンソーシアム会員に限定して公開するオンラインセミナーを5月末まで開催しています。

本セミナーに関するコメントは以下の通りです。

IoS-OPコンソーシアム議長(株式会社商船三井 技術革新本部 顧問) 川越 美一氏
海運・造船・舶用企業が参加するユーザー主導のIoS-OPコンソーシアムは日本企業が中心となり立ち上げた。国籍要件を定めず、ルールを順守する限り、どの国からも会員を公平に受け入れている。本日のセミナーが、台湾海事関係者とIoS-OPコンソーシアム会員各社のコラボレーションを推進する機会となる事を期待する。

IoS-OPコンソーシアム事務局長(株式会社MTI シニアフェロー) 田中 康夫氏
ポセイドンプリンシプルやシーカーゴチャーターなど海事業界でも見える化への取り組みが急速に進んでいる。この中で、データ取り扱いに関わるルールを世界的に共有することが大切である。共通のルールの下でデータ流通を促し、それによるメリットを皆で享受できると考えている。台湾の皆様がIoS-OPに参加することは、今後の両国の業界の発展にも大きく寄与するであろう。

当日の様子



以上

(注1)IoSオープンプラットフォーム(Internet of Ships Open Platform)
船舶の運航データについて、船社などデータ提供者の利益を損なわずに関係者間で共有し、造船所、メーカー等へのデータ利用権や各種サービスへの提供を可能とするための共通基盤。会員組織であるIoS-OPコンソーシアムには2021年3月末時点で64社が参加。IoS-OPコンソーシアムの下で、一般財団法人日本海事協会の完全子会社である株式会社シップデータセンターが、IoS-OPの運営を行っている。

添付:
集合セミナープログラム(4月16日)
オンラインセミナーリーフレット(4月16日~5月31日)

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