Press Release

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常石造船が開発を進めるLNG燃料カムサマックスバルカー“KAMSARMAX GF”に基本承認(AiP)を発行

2021年6月16日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、常石造船株式会社が開発を進めるLNGと重油の二元燃料焚きカムサマックスバルカー“KAMSARMAX GF”のコンセプトデザインに対し、基本承認(AiP)を発行しました。

低炭素・脱炭素社会の実現に向けた環境技術の開発が海事業界で活発化する中、船舶が排出するCO2、SOx、NOxの削減効果や燃料供給体制への期待から、LNGを燃料とする船舶の開発が多様な船種・船型で進んでいます。

常石造船の開発したカムサマックスの船型に、LNGを主燃料とする二元燃料機関、IMO Type C方式の燃料タンクを備えた“KAMSARMAX GF”のコンセプトデザインに対し、本会はLNG燃料を使用する船舶に適用されるIGFコードを取り入れた本会鋼船規則「GF編」に基づき、審査を実施しました。今般、所定の基準を満たしていることを確認し、AiPの発行に至りました。

常石造船発表の本設計の主な特長は以下のとおりです。

「“KAMSARMAX GF”はKAMSARMAXの汎用性とLNG燃料による高い環境性能を併せ持つエコシップです。CO2排出量はEEDI規制の基準値比で40%以上削減しており、EEDI Phase3の削減率を大幅にクリアしています。加えて硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)も大きく削減しています。」

以上


画像提供:常石造船株式会社



証書授与式の様子

左:常石造船 営業本部造船営業部 部長 庄圭一郎氏
右:日本海事協会 技術本部船体部長 赤木正則

ClassNK - EOD

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