Press Release

標題:
「付加製造(3Dプリンティング)に関するガイドライン」を発行

2021年6月25日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、先進技術により製造された舶用機器等の第三者認証に関わる業界要望に応える活動の一環として、付加製造技術を用いて製造された金属製舶用機器等に対する承認要件を取りまとめた「付加製造(3Dプリンティング)に関するガイドライン」を発行しました。

付加製造技術は、対象製品の3Dモデルデータを基に樹脂や金属などの材料を積層・結合させて製造する手法であり、複雑で高精度な造形を得意とする特徴があります。近年、金属製機器の製造において当該技術の活用が急速に拡大し、特に、自動車、航空宇宙、医療分野での活用が進んでいます。一方、海事分野における活用事例は少ないものの、船舶に搭載される機器の多くは金属製品であることを考慮すると、今後、当該技術を用いた舶用機器等の製造が普及していくと期待されます。

本ガイドラインでは、海事分野における付加製造の安全かつ適正な使用を目的として、付加製造技術を用いた金属製の舶用機器等に対する造形用材料の承認、製造方法の承認、及び製品の試験・検査の要件を規定しています。

加えて、本ガイドラインが付加製造技術に関する入門書としても活用できるよう、当該技術に関連する用語、分類、特徴などについても解説している他、参考情報として、付加製造に使用される金属粉末の特性やその管理方法についても付録として含めています。

本ガイドラインは、本会ウェブサイト(URL: www.classnk.or.jp)
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ClassNK - EOD

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