Press Release

2021年7月5日

各国のGHG削減目標の強化、サステナブルファイナンスの進展など、ゼロエミッション社会構築に向けた取り組みが加速する中、海洋汚染防止条約においても、GHG排出量の評価の枠組みが導入され、海上輸送ビジネスにおいてGHG排出量を計画的に管理する時代が到来しています。

一般財団法人日本海事協会（ClassNK）では、海上輸送ビジネスに関わるお客様が、日々の事業運営においてGHG排出量の計画・管理を行いながら、ゼロエミッションの追求をしていけるよう、以下のような包括的なサービスメニューを整え、ClassNKグループとしてお客様の取り組みを支援していく予定です。

・GHG排出マネジメントシステムの構築・認証
・GHG排出マネジメントツールの提供
・GHG排出量の検証・評価
・GHG排出量削減対策へのサポート

今般その第一弾として、2023年から適用されることが決まった、就航船の燃費性能指標（Energy Efficiency Existing Ship Index: EEXI）に関わる簡易評価ツール”EEXI Simplified Planner”（ばら積貨物船、ガス運搬船、タンカー、コンテナ船、自動車運搬船に対応）を公開しました。

“EEXI Simplified Planner”では、本船のDWTと主機連続最大出力（MCR）を入力することで、本船のEEXI値が簡易計算され、規制適合の判定が確認できます。規制に適合しない場合には、規制に適合するために制限すべきエンジンの出力値の推定が行えます。これによって、EEXI規制への対応策の経営判断に役立てていただくことができます。簡易評価ツール”EEXI Simplified Planner”は本会ウェブサイトのEEXIページよりダウンロードが可能です。

EEXIと同様に適用される燃費実績（Carbon Intensity Indicator: CII）の格付け制度についても簡易評価ツールを公開済ですが、CII格付け改善のための意思決定を支援する機能を、本会の提供する燃費報告管理ソリューション”ClassNK MRV Portal”に追加していきます。

本会ウェブサイト関連ページ
ホーム > 業務サービス > 条約関連 > エネルギー効率関連条約（EEXI）
URL: https://www.classnk.or.jp/hp/ja/activities/statutory/eexi/



ホーム > 業務サービス > 条約関連 > エネルギー効率関連条約（IMO DCS, SEEMP及びCII）
URL: https://www.classnk.or.jp/hp/ja/activities/statutory/seemp/


以上

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