Press Release

標題:
NSユナイテッド海運に対し、Scope3を含めたGHG第三者検証を実施・声明書を発行

~企業活動バリューチェーン全体からのGHG排出量を検証~

各国のGHG削減目標の強化、サステナブルファイナンスの進展など、ゼロエミッション社会構築に向けた取り組みが加速する中、IMO規制においてもGHG排出量の評価の枠組みが導入され、海上輸送ビジネスにおいてGHG排出量を計画的に管理する時代が到来しています。
一般財団法人日本海事協会(ClassNK)では、海上輸送ビジネスに関わるお客様が、日々の事業運営においてGHG排出量の計画・管理を行いながら、ゼロエミッションの追求をしていけるよう、以下のような包括的なサービスメニューを整え、ClassNKグループとしてお客様の取り組みを支援してまいります。

・GHG排出マネジメントシステムの構築・認証
・GHG排出マネジメントツールの提供
・GHG排出量の検証・評価
・GHG排出量削減対策へのサポート

企業経営におけるESGへの取り組みが重要性を増す中、脱炭素をはじめとするサステナブルな環境経営を意識し、自社の取り組みをISO14064(温室効果ガス排出量の算定・報告・検証に関する国際規格)などに準じ、積極的に開示する企業が増加しています。さらに近年は、自社のみならず、企業活動全般にわたるバリューチェーン全体からのGHG排出量の把握に対し、国内外のステークホルダーからの注目が高まっており、海事産業でも荷主からの要望が顕在化しています。

今般、NSユナイテッド海運株式会社はISO14064-1(*1)に基づき、2019年及び2020年のGHG排出量について、企業単体からの直接的、間接的なGHG排出であるScope1、Scope2に加え、運航船・事業所・子会社を含む同社のバリューチェーン全体からの排出であるScope3まで拡大して算定しました。
本会は、同社の取りまとめた報告書に対し、ISO14064-3(*2)に準拠した第三者検証を実施し、国際規格に基づく保証水準が満たされている旨の検証声明書を発行しました。

本会は、中立な立場から信頼性の高い第三者検証を引き続き実施すると共に、GHG排出量など拡大する情報開示対応への支援を通じ、SDGsの追求やESGに配慮した経営への取り組みに対する貢献に努めます。

以上

(*1) 「組織における 温室効果ガスの排出量及び吸収量の定量化及び報告のための仕様並びに手引」
(*2) 「温室効果ガスに関する主張の妥当性確認及び検証のための仕様並びに手引」

ClassNK - EOD

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