Press Release

標題:
ClassNKアーカイブセンター(NKAC)の利便性を向上
~申し込みの大幅な簡略化など手続き面も見直し~

2021年10月18日

一般財団法人日本海事協会は、システム改修や手続き面の見直しによるClassNKアーカイブセンター(NKAC)の利便性向上への対応を実施しました。

IMOの目標指向型新造船構造基準(Goal-based ship construction standards: GBS)では、船の長さが150m以上のバルクキャリアと油タンカーで、2020年7月1日以降に完工した船舶に対し、シップコンストラクションファイル(Ship Construction File: SCF)の船上もしくは陸上への保管が要求されています。

本会は、SCFの陸上保管を希望するお客様のニーズに応えるべく、IMO GBS及び「業界標準」に適合した業界初となるアーカイブセンターシステムとして2016年にNKACを開発しました。「業界標準」の要求に基づき、NKACは情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS, ISO/IEC 27001:2013)の認証を取得し、不正アクセス回避システム、遠隔データ保護などの先進的なセキュリティシステムが採用されています。

NKACは、船主ニーズと造船所など知的財産保有者の情報保護を両立させたシステムとして、サービス開始以来、業界より評価の声をいただき、国内外において幅広くご活用いただいています。GBS-SCF適用船の建造が本格化していますが、現時点のNKAC利用船舶の内、本会船級登録船以外の船舶が4割を占めています。

このような状況の中、本会はNKACの更なる利便性向上を図るため、お客様よりのフィードバックに基づき、総合的な対応を実施しています。図面登録の簡易化などシステム改修に加え、特に要望が寄せられていた申し込み手続きを大幅に簡略化しました。また、ユーザーの利用状況に応じた弾力的な手数料体系も導入しています。

NKACに関する情報は、以下ページよりご確認いただけます。
URL: https://www.classnk.or.jp/hp/ja/activities/ac/index.html


また、本会担当部署(情報技術部 アーカイブセンター、info-nkac@classnk.or.jp)では、GBS-SCFに関わる個別アドバイスを実施しています。

本会は、ユーザーのご要望に基づき、引き続きNKACの改善に努め、船舶の安全確保への貢献に努めてまいります。

以上

関連プレスリリース:
業界初となるIMO GBS対応 ClassNKアーカイブセンターサービスを開始
URL: https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_news.aspx?id=2010&type=press_release&layout=1



ClassNKアーカイブセンターが初のシップコンストラクションファイル(SCF)を格納
URL: https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_news.aspx?id=3283&type=press_release&layout=1


ClassNK - EOD

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