Press Release

標題:
本会初、サイバーセキュリティ対策が講じられた設計であることを示す”CybR-G”ノーテーションを付与

~日本郵船の油タンカー “TATESHINA”に対し~

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、NANTONG COSCO KHI Ship Engineering Co., Ltd.(NACKS)が日本郵船株式会社向けに建造した油タンカー“TATESHINA”に対し、本会初となる“Cyber Resilience-Guideline (CybR-G)”ノーテーションを付与しました。CybR-Gノーテーションは、本会の「船舶におけるサイバーセキュリティガイドライン」に従ったサイバーセキュリティ対策が講じられ、サイバーセキュリティを考慮した船舶オペレーションが実現可能な設計であることを示すものです。

本会は、サイバー攻撃から守るべきコンピュータシステムの特定、それらを保護するためのネットワークの構築の観点より、造船所や建造船主の新造船設計におけるベストプラクティスをとりまとめた「船舶におけるサイバーセキュリティデザインガイドライン」を発行しています。最新版となる第2版には、産業用制御システムの国際的なサイバーセキュリティ規格(IEC62443シリーズ)及び2020年5月に国際船級協会連合(IACS)が公表した最新の推奨事項(Rec. No.166)が取り入れられています。

日本郵船の意向を受けたNACKSの申込みを受け、本会は「船舶におけるサイバーセキュリティデザインガイドライン(第2版)」への適合確認を本船において実施しました。所定の図面やリスクアセスメント結果などの調査及び確認検査を完了し、CybR-Gノーテーションを付与した船級証書を初めて発行したものとなります。

以上

ClassNK - EOD

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