Press Release

2022年2月17日

一般財団法人日本海事協会（ClassNK）は、オリックス株式会社が提供するサステナブル・リンク・ローンについて、融資対象となる船舶のCO2排出量算出を実施します。

オリックスと香港船主との間でこの度締結された船舶ファイナンスは、融資対象となる船舶の年間CO2排出量を基準値とし、融資実行後に当該船舶の年間CO2排出量が基準値未満となった場合、翌年1年間の金利が優遇される、サステナブル・リンク・ローンです。

本会は、同サステナブル・リンク・ローンの運用の客観性と公平性を確保すべく、対象船舶に関わるCO2排出量の算出を実施します*1。船舶分野でも進むサステナブルファイナンスへの第三者機関としての関与を通じ、海運の脱炭素化に向けた取り組みをサポート*2するものです。

以上

*1 本会は、海運からのGHG排出を削減する取り組みの一環として国際海事機関（IMO）が導入した燃料油消費実績報告制度において、船舶の旗国政府の代行機関として認証を行っています。また、船舶の所有者が同制度において必要なデータを収集・報告するためのソフトウェアを提供しています。これらの知見を活用し、CO2排出量の算出を実施します。

*2 本会では、海上輸送ビジネスに関わるお客様が、日々の事業運営においてGHG排出量の計画・管理を行いながら、ゼロエミッションの追求をしていくためのサービスとして、カーボンニュートラル達成度の評価を含む「ClassNKゼロエミッション・サポート・サービス」を展開しています。



「ClassNKゼロエミッション・サポート・サービス」の詳細については、本会ウェブサイト(ホーム>情報サービス>ClassNKゼロエミッション・サポート・サービス)に公開しています。
URL: https://www.classnk.or.jp/hp/ja/info_service/ghg/

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