Press Release

標題:
国産舶用SOxスクラバーの実船搭載に関する共同研究に参画

2014年2月12日

 一般財団法人日本海事協会 (ClassNK) (会長:上田德)は、「国産舶用SOxスクラバーの開発及び実船搭載に関する研究開発」の共同研究に参画します。

 本共同研究は、本会の「業界要望による共同研究」のスキームにより、川崎汽船株式会社、三菱重工業株式会社、三菱化工機株式会社、ジャパン マリンユナイテッド株式会社と本会との共同研究体制により実施されます。

 川崎汽船株式会社の省エネと環境保全を追及するための『DRIVE GREEN PROJECT』の一環として、本共同研究は計画されました。具体的には、三菱重工業株式会社と三菱化工機株式会社の二社で開発した、舶用エンジンの排ガスからSOx(硫黄酸化物)を効率的に除去する排ガス洗浄システム「ハイブリッドSOxスクラバーシステム」を、ジャパン マリンユナイテッド株式会社建造の7,500台積み大型自動車運搬船に搭載し、研究を行うというものです。

 「ハイブリッドSOxスクラバーシステム」は、2015年に指定海域で強化されるIMO(国際海事機関)のSOx排出規制に国産として初めて対応するもので、安価なC重油を使ったときの排ガスを高価な低硫黄燃料を使ったときのレベルまで浄化することが可能です。また、同システムは、既存船舶への設置も容易な構造となっています。

 本会は、環境保全のための技術の確立を支援する立場から本研究に参画し、「ハイブリッドSOxスクラバーシステム」の実船搭載に対し技術的支援を実施します。また、今後の「(ハイブリッド)SOxスクラバーシステム」に対するスムースな認証のために必要な知見の蓄積、要領の確立にも努めてまいります。

■この件に関するお問い合せ先:
一般財団法人 日本海事協会
研究開発推進室
Tel: 03-5226-2025
E-mail: rx-sec@classnk.or.jp

ClassNK - EOD

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