Press Release

標題:
「代替燃料船ガイドライン(第2.0版)」を公表
~アンモニア燃料の安全要件をより具体化~

2022年7月8日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、メタノール、エタノール、LPG、アンモニアを燃料とする船舶の安全要件を定めた「代替燃料船ガイドライン(第2.0版)」を発行しました。特にアンモニア燃料船に関わる具体的な要件を追加し、代替燃料船の設計にあたっての指針を提供しています。

本ガイドラインは船舶のメタノール、エタノール、LPG、アンモニア燃料船に関する安全要件を網羅的にとりまとめたものです。代替燃料の使用が船舶、船員、環境に与えるリスクをふまえ、それらを最小化するための設備、制御及び安全装置等に関する要件を規定しています。

この度発行した第2.0版では、人体への毒性や材料に対する腐食性といった課題が指摘されるアンモニアに関し、業界とのパートナーシップを通じた本会の研究開発、また、本ガイドラインに基づいて、これまで実施してきた設計審査で培った知見を反映させました。具体的には、アンモニアが放出される危険性がある場所から保護すべき場所までの隔離距離、アンモニア燃料を使用する機関やボイラの設計にあたって検討すべき事項といったアンモニア燃料船の安全性の確立に繋がる要件を追加しています。

本ガイドラインは、本会ウェブサイト(URL: www.classnk.or.jp)にてマイページのユーザー登録をすることにより、マイページの「ガイドライン」のページでご覧いただけます。

以上

ClassNK - EOD

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