Press Release

標題:
マースクトレーニングと洋上風力人材への訓練や代替燃料船船員教育に関わるMOUを締結

2022年9月13日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、洋上風力発電設備作業者への訓練や代替燃料船船員教育に関し、マースクトレーニング(Maersk Training A/S)とMOU(基本合意書)を締結しました。

マースクトレーニングは、40年以上に亘り、石油・ガス・再生可能エネルギー・海事業界を対象に、安全および海事訓練を開発・提供。デンマーク物流大手A.P. モラー・マースクのグループ企業で、世界に16の拠点を展開しています。

今回のMOUの目的は、「洋上風力人材への訓練の連携」および「代替燃料船の船員教育の連携」です。

「洋上風力人材への訓練の連携」については、日本において、浮体式を含む洋上風力発電設備の建設段階、その後の運転保守段階で相当数の作業員が必要となると見込まれています。本会は既に同分野の訓練開発・提供に実績のあるマースクトレーニングと共に、作業員に必要な安全訓練および技量訓練について、国際的なスタンダードを踏まえた検討を行いガイドラインの制定を計画します。

「代替燃料船の船員教育の連携」については、アンモニア燃料船へ向けた船員訓練について、今後研究を進めます。

本会は、これまでも海技者の教育訓練の分野における認証サービスの提供を通じて海の安全・環境保全に貢献するよう努めてまいりましたが、今後の日本を中心としたアジア地域における洋上風力開発および世界における代替燃料船の導入へ向けて、必要な要員への訓練を提案することによって、人材の安全面や技量面から貢献し、脱炭素社会の実現に貢献して参ります。

以上


スベンボー(デンマーク)所在のマースクトレーニングにて

左:Mr. Alex Nielsen, Head of Business Development-Global Wind, Maersk Training
中央:一般財団法人日本海事協会 海技部長 斎藤直樹
右:Capt. Tonny Moeller, Group Operations Manager/ Assisting Managing Director-Global Wind, Maersk Training

ClassNK - EOD

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