Press Release

標題:
GTTによる代替燃料関連プロジェクト4件に基本設計承認(AiP)を発行

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、GTTの代替燃料に関する最新の開発プロジェクト4件に対する基本設計承認(AiP)を発行しました。発行したAiPは次の通りです。

・Mark III Flexシステム搭載LNG二元燃料VLCC(LNG燃料タンク容量: 12,500m3)コンセプト
・アンモニアReady-LNG燃料メンブレンタンク(MarkIII)コンセプト
・8,000台積みアンモニアReady-LNG二元燃料PCTCコンセプト
・Recycool™システム(LNG燃料タンクからのボイルオフガスを再液化し、効率改善およびGHG削減に繋げるシステム)

これらの開発成果に対し、IGCコードを取り入れた鋼船規則N編、IGF Codeを取り入れた同GF編、代替燃料船ガイドラインなどの本会規則に基づいて、審査を実施したものです。上記の内、Recycool™については、この種のシステムとして世界初のAiP発行となります。

本会は、船舶の低炭素化、脱炭素化に向けた取り組みを認証機関として引き続き支援するとともに、協業により得られた知見を通じ、代替燃料船に関わる適切な基準提供と技術検証に努めてまいります。

以上


基本設計承認(Approval in Principle: AiP)について:
設計初期の段階あるいは特定の実装対象船舶が決定する前の段階で、国際条約や船級規則など既存の規制に基づき、設計を審査し、要件への適合の証明として発行する。後工程における規制面の手戻りの防止や、船級登録時の審査時間の短縮に繋がるとともに、設計状況の対外的なアピールの技術的根拠として活用することが可能となる(AiP認証プロセスについて定めた「基本設計承認及び一般設計承認に関するガイドライン」を本会ウェブサイトのマイページ「ガイドライン」に掲載しています)。


8,000台積みアンモニアReady-LNG二元燃料PCTC(提供:GTT)

ClassNK - EOD

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