Press Release

標題:
「海運EU-ETS対応に関するFAQ」を発行

2023年3月9日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、海運への導入が見込まれるEU排出量取引制度(EU-ETS)の概説と対応について取りまとめた「海運EU-ETS対応に関するFAQ」を発行しました。

欧州連合(EU)においては、温室効果ガス(GHG)排出量の2050年実質ゼロを目指し、GHG排出量を2030年までに1990年比で55%以上削減する目標を掲げています。2021年に発表された2030年目標達成のための包括的な気候変動政策パッケージ「Fit for 55」には、EU-ETSの海運セクターへの拡大案が示されています。拡大案は2024年1月からの導入に向け、欧州議会およびEU理事会において最終審議が行われています。

EU-ETSへの対応を求められる海運ステークホルダーの皆様の準備を支援すべく、本会は現時点で審議中の情報に基づき、「海運EU-ETS対応に関するFAQ」を作成しました。EU-ETSについて概説するとともに、対応のための必要な準備について、Q&A方式で紹介しています。今後、EUでの審議動向などに合わせ、速やかに情報を更新していく予定です。

海運EU-ETS対応に関するFAQは、本会ウェブサイトの以下のページに掲載しています。

ホーム > 認証サービス > EU-MRV・UK-MRV規則 / 海運EU-ETS
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/authentication/eumrv/index.html



「海運EU-ETS対応に関するFAQ」目次
Q1. EU-ETSとは?
Q2. 海運セクターのEU-ETSの概要は?
Q3. GHG排出量の確認方法は?
Q4. 海運EU-ETSにおける寄港(port of call)とは?
Q5. 海運EU-ETSへの対応として、具体的に何をする必要があるのか?
Q6: 海運EU-ETSにおける排出枠は誰が購入するのか?
Q7. 排出枠はいつ・どこで・どのように購入・償却するのか?
Q8. 規制を遵守できなかった場合の罰則は?
Q9. 海運EU-ETSによって収集された資金の使途は?
その他参考情報

以上



ClassNK - EOD

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