Press Release

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ClassNK、名村造船所にバラスト水低減船 -VLCC のコンセプト承認を付与

一般財団法人 日本海事協会( ClassNK)(会長:上田 德)は、この度、株式会社 名村造船所が財団法人 日本造船技術センターと共同開発したバラスト水低減船(MInimal Ballast water Ship、以下 MIBS)-VLCC に対 しコンセプト承認(AIP = Approval In Principle) を付与いたしました。

MIBS は、ノンバラスト船(Non-Ballast Water Ship、以下 NOBS)*に較べ、 船底のフラット部分を増やし、船幅は在来船型と同じにしたことにより、建造及び運航実現性が更に高まり、NOBS と在来船型の中間にあたる、より実用性に適した船型と言えます。

今回コンセプト承認を行った VLCC においては、在来船型よりバラスト水積載量が約 65%削減され、必要なバラスト水処理装置の小型化及び運航時における燃料消費量の改善が期待されます。この新開発された本船の 船型形状について、本会で関連条約の適合性及び安全性についての検証を行ない、今回 AIP を付与いたしました。

環境 負荷低減に大きく貢献するバラスト水低減船の開発について、本会 は今後も積極的に支援していく所存です。

尚、本船の主要目は以下の通りです。

• L x B x D x ds= 324.00m x 60.00m x 30.00m x 21.50m
• 載貨重量: 約 300,300t
• ノーマルバラスト状態におけるバラスト水積載量: 約 30,000t

ClassNK - EOD

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