Press Release

2023年4月27日

一般財団法人日本海事協会（ClassNK）は、ホワイトペーパー「自動運航船の社会実装へ向けて」を公開しました。

自動運航船の開発については、日本財団事業の無人運航船プロジェクトMEGURI 2040による実証をはじめとして世界各地で具体的な取り組みが加速する一方、IMO MSCにおいて2028年からの強制要件の導入を目指した作業計画が合意されるなど国際的な規則開発の動きも活発化しています。

2025年の自動運航船の社会実装が現実味を帯びる状況をふまえ、本会は、これまでの実証プロジェクトへの参画、基準策定、関連認証の実施、また海事産業内外の動向調査を基に、自動運航船の安全確保に関わるホワイトペーパーをこの度公表しました。自動運航船の開発、運航、ビジネス創成、また規制検討などに携わる幅広い関係者間の議論の活性化を働きかけるものとなります。

ホワイトペーパーでは、自動運航船に関わるユースケース、安全要件検討のための視点、既存技術との差分、リスク評価などを整理した上で、設計開発フェーズにおける安全性評価および運用フェーズにおけるPDCAサイクルなどに関わるフレームワークの提言を行っています。

本会は今後も、船級協会としての基準策定や認証のみならず、このような情報提供を通じ、自動運航船の社会実装への貢献に努めていまいります。

ホワイトペーパーは、本会ウェブサイトのマイページのユーザー登録により、「技術書籍・その他」にてご覧いただけます。
https://www.classnk.or.jp/account/ja/Rules_Guidance/ssl/tech_publications.aspx






以上

ポップアップウィンドウを閉じるボタン