Press Release

標題:
BEMACのMaSSA-Oneを 製品・ソリューション向けイノベーションエンドースメント認証

2023年4月28日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、BEMAC 株式会社が開発した船舶支援ソリューション「MaSSA-One」に対し、イノベーションエンドースメントの製品・ソリューション向け認証を実施し、証書を発行しました。

本会は、革新技術の普及、発展を促すべく、技術的先駆者であるフロントランナーとの協働により適切な評価基準を策定するのと並行し、迅速に作業を進める認証サービスとしてイノベーションエンドースメントを提供しています。認証の分類の内、「製品・ソリューション」は、革新的な機能を有する機器やソフトウェアなどを対象としています。

MaSSA-Oneは、機関、荷役、航海など船内のあらゆるデータをIoT Data Serverが収集・蓄積し、陸上環境とのデータ共有から運航支援アプリの提供までを実現するシステムです。

本会はMaSSA-Oneの備える、1. 船上サーバー"IoT Data Server"によるデータベースの構築、2. 船上・陸上間のデータ転送サービス、3.本船のアフターサービスへ活用可能な様々なプラットフォーム機能、4. 本船の運航モニタリングや機器状態診断を実現する船上及び陸上アプリケーション、5. IoS-OP*の定めるPlatform Provider(PP)としてデータをSolution Provider(SP)に提供できる機能、及びSPとしてPPから提供されたデータを取得できる機能、の各機能を確認し、この度認証証書を発行しました。

本会は船舶、製品・ソリューション、プロバイダーを対象とするイノベーションエンドースメントをさらに推進し、革新的な技術や取り組みのサポートに努めてまいります。

以上

* IoS-OPは船舶の運行データを、データ提供者の利益を損なわずに、ステークホルダー間での共有や、造船所やメーカー等への利用権販売、各種サービスへの提供を可能とすべく、海事業界内で合意されたルールと、データセンターで構成された共通基盤です。本会子会社のシップデータセンター株式会社(ShipDC)が運営にあたっています。IoS-OPの中で、Platform Provider(PP)は船上データサーバー、Solution Provider(SP)は陸上アプリケーションを提供する役割をそれぞれ担います。IoS-OPの詳細については、以下をご参照ください。
https://www.shipdatacenter.com/

ClassNK Innovation Endorsement紹介動画:
https://youtu.be/_ziAX-oJxyQ

ClassNK - EOD

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