Press Release

標題:
「洋上ウィンドファーム建設のためのMWSガイドライン」を公表
~日本の法規、環境条件に対応した技術基準を通じ、洋上風力発電の普及に貢献~

2023年5月22日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、「洋上ウィンドファーム建設のためのMWSガイドライン」を公表しました。洋上ウィンドファームの建設工事で求められるMarine Warranty Survey(MWS)の技術基準を定めています。

洋上ウィンドファームの建設工事を行う際には、ファイナンスの観点から建設工事保険を付保することが一般的です。工事保険の引き受けにあたっては、事故リスクの低減のため、第三者機関による技術評価であるMWSが活用されています。MWSでは、洋上ウィンドファームの資産となる風車、基礎、ケーブルを対象に、積出し、輸送、設置に関わる作業を確認しています。

MWSは欧州で広く活用されてきた歴史的背景があり、その技術基準を日本での工事に適用しようとした場合、国内法規や環境条件との齟齬が生じる懸念が指摘されてきました。この度公表した本ガイドラインは、船舶安全法、クレーン等安全規則など関連法規への対応に加え、地震、台風、また国内の作業船事情を勘案した技術基準を取りまとめたものとなります。

本会は、本ガイドラインをはじめとした透明性のある基準の提供、また確実なMWSの実施を通じ、日本の洋上ウィンドファーム建設工事の安全確保に努めてまいります。

本ガイドラインは、本会ウェブサイトにてご覧いただけます: ホーム > 認証サービス > 再生可能エネルギー 
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/authentication/renewableenergy/index.html

また、本ガイドラインについて、概要説明のためのセミナー開催を今夏に予定しています。

以上




ClassNK - EOD

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