Press Release
標題:
「直接荷重解析に基づく強度評価ガイドライン(第3版)」を発行
~最新海象条件を用いた強度評価要件を規定~
2023年6月26日
一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、「直接荷重解析に基づく強度評価ガイドライン(第3版)」を発行しました。IACS Recommendation* No.34の改訂を反映し、最新の海象条件に基づいた船体強度評価を実施するための要件を規定しています。
本会の鋼船規則やIACS CSR(共通構造規則)では、船級要件の1つとして有限要素解析に基づく船体強度評価の実施が定められており、評価にあたっては船種などに応じて、既存船のデータを利用した簡易算式を用いて荷重の推定を行うことが規定されています。一方、実績の無いサイズや、新しい構造様式の場合には、船舶が受ける波浪中荷重を直接的に推定する「荷重構造一貫解析」と呼ばれる手法により、対象船の特徴を正確に捉えた評価を行うことがあります。本ガイドラインは、これらの解析に関わる船級要件を定めたものです。
IACS Recommendation* No.34の改訂により、強度評価において想定される海象条件が全面的に刷新されたことを受け、関連要件を見直した第3版を発行しました。
なお、本ガイドラインに沿って全貨物区域の強度評価を行った場合には、従来通り、ノーテーション(船級符号の付記)に“PS-DA-DLA”および“PS-FA-DLA”のいずれか、もしくは両方が付与されます。
本ガイドラインは、本会ウェブサイトのマイページのユーザー登録により、「ガイドライン」にてご覧いただけます。
https://www.classnk.or.jp/account/ja/Rules_Guidance/ssl/guidelines.aspx
* IACSが発行する非強制の推奨規定
以上
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