Press Release
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鋼船規則等の一部改正を公表(2023年6月30日付)
2023年6月30日
一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、2023年6月30日付の鋼船規則等の一部改正を公表しました。
本会は、国際条約、国内法、IACS統一規則などへの対応に加え、業界要望、研究開発成果、および損傷調査のフィードバックに基づき、「鋼船規則」および関連する「検査要領」、「認定要領」等の改正を実施し、技術規則の合理性、透明性の向上に務めています。
今回公表した主な一部改正は以下の通りです。
- 本会の研究開発より得られたスロッシングに関する最新の知見に基づき、高精度かつ合理的な評価を可能とする簡易算式ベースの強度要件を導入
- 需要の増加が見込まれる洋上風力発電設備の保守・管理作業を支援することを目的とした作業船等を対象とした要件を新たに規定し、船級符号の付記(ノーテーション)を制定
- 海水潤滑式のプロペラ軸について、予防保全管理方式の採用により、軸を抜き出して行う検査の間隔を従来の5年から15年へと変更可能とする要件を規定
- 国際条約への対応として、液化ガスばら積船における他船への貨物移送用追加設備の火災に対する保護範囲の明確化、バイオ燃料に関するNOx排出基準の明確化
- IACS統一規則等を取り入れ、鋳鋼品および鍛鋼品の試験方法に関する規定、また、往復動内燃機関の安全措置に関する規定を改正
当該規則改正の内容は、本会ウェブサイトのマイページのユーザー登録により、「技術規則等の一部改正」にてご覧いただけます。
https://www.classnk.or.jp/account/ja/Rules_Guidance/ssl/amendments.aspx
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