Press Release

2023年9月28日

一般財団法人日本海事協会（ClassNK）は、古野電気株式会社が開発した「離着岸支援システム」に対し、イノベーションエンドースメントの製品・ソリューション向け認証を実施し、証書を発行しました。

本会は、革新技術の普及、発展を促すべく、製品・ソリューション向けイノベーションエンドースメント認証を提供しています。革新的な機能を有する機器やソフトウェアなどを対象とする第三者認証を通じ、製品やサービスの展開をサポートします。

「離着岸支援システム」は、船上に設置したLiDAR*1によって船体と岸壁の距離、及び船体と岸壁のなす相対角度を計測し、カメラ映像に重畳することで視覚的に状況把握できるシステムです。従来、船員が目視で計測し言葉で伝達していた船体と岸壁との関係を本システムによって計測・視覚化することで、離着岸時の安全性向上を目指すものです。

本会は「離着岸支援システム」の備える、1. 岸壁までの距離および岸壁に対する角度の計測・表示、2. 岸壁に接触する危険性がある際の、接触時における予測速度と角度の表示、3. 岸壁に対する船体挙動の俯瞰表示、の各機能を確認し、この度認証証書を発行しました。

本会は船舶、製品・ソリューション、プロバイダーを対象とするイノベーションエンドースメントをさらに推進し、革新的な技術や取り組みのサポートに努めてまいります。

以上

*1 LiDARとは、レーザー光を使ったセンサーの一種で、電波に比べて光束密度が高く、短い波長のレーザー光を利用することで対象物までの距離に加え、位置や形状も検知できます。

関連プレスリリース
（古野電気）：「離着岸支援システム」が日本海事協会のイノベーションエンドースメント認証を取得
https://www.furuno.co.jp/news/general/general_category.html?itemid=1379&dispmid=1017


ClassNK Innovation Endorsement紹介動画：
https://youtu.be/_ziAX-oJxyQ

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