「コンテナ運搬船の追加火災対策のためのガイドライン(第2.0版)」を発行
~実船での運用実態や最新動向を反映し、より合理的な火災安全対策を支援~
2026年7月27日
一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、「コンテナ運搬船の追加火災対策のためのガイドライン(第2.0版)」を発行しました。本ガイドラインは、コンテナ運搬船を対象に、国際条約等の義務的要件を上回る火災安全対策および設備を評価するための基準を示すものです。第2.0版では、実船での運用実態や最新の国際動向を踏まえ、追加火災対策の要件や船級符号の付記(ノーテーション)体系を見直しました。本ガイドラインに準拠することで、船舶の火災対策を、より合理的かつ実効的に強化できるほか、採用する対策に応じたノーテーションの取得により、その実施状況を対外的に示すことができます。
背景近年、コンテナ運搬船で輸送される貨物は、食料品や日用品から火薬、毒物まで多岐にわたり、その性質や積載方法も多様化しています。一方、SOLAS条約等の国際規則の見直しには一定の時間を要することから、貨物の性質や積載方法に応じて、既存の義務的要件に加え、火災安全対策が求められる場合があります。しかしながら、追加の火災探知・消火設備を備える船舶に対する規定や、その対策を対外的に示す仕組みはありませんでした。本会は、こうした課題に対応するため、追加の火災安全対策を評価する基準として、2023年4月に本ガイドラインを発行しました。その後、船主・造船所への聞き取り、IMOにおける議論、実船での運用実態等を踏まえて内容を見直し、この度、第2.0版を発行しました。
改正内容例- ラッシングブリッジ上での迅速な消火活動を目的とし、同場所で使用可能な消火栓配置による対策を追加
- 暴露甲板貨物区域における火災の早期発見を目的として、ビデオ監視装置による対策を追加
- 携帯型赤外線サーモグラフィーの用途を消火活動および火災パトロールと明確化した上で、搭載数を8台から2台に変更等、実船での使用実態や費用対効果を踏まえ、設備の仕様や搭載数をより合理的なものに見直し
本会は、海上輸送のさらなる安全性向上を支援すべく、引き続き適切な指針策定および認証サービスの提供に努めてまいります。
コンテナ運搬船の追加火災対策のためのガイドラインの入手方法本ガイドラインは、本会ウェブサイト(URL: www.classnk.or.jp)にてマイページのユーザー登録をすることにより、マイページの「ガイドライン」にてご覧いただけます。
https://www.classnk.or.jp/account/ja/Rules_Guidance/ssl/login.aspx
以上
関連プレスリリース:
「コンテナ運搬船の追加火災対策のためのガイドライン」を発行
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/news.aspx?id=9682&layout=1&type=p
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