船級検査対応を支援するAIアシスタント「Survey Compass」をリリース ~船主・船舶管理会社の検査準備・対応業務を効率化~

2026年8月25日


一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、船主・船舶管理会社の検査対応を支援するAIアシスタント「Survey Compass」の提供を開始します。

Survey Compassは、船主・船舶管理会社が直面する船級検査対応に関する疑問へ、自然言語で回答するAIアシスタントです。利用者は、必要な情報とその根拠を迅速に確認でき、検査準備・対応業務の効率化と負担軽減を実現します。本会が目指す就航船向けデジタルサービスプラットフォーム構想の第一歩として、初版としてリリースします。実際の利用を通じて寄せられるお客様のご意見やご要望を反映させながら、本会はSurvey Compassをお客様と共に発展させてまいります。

本ツールは、船主・船舶管理会社向けWebポータルサービス「ClassNK Customer Hub - Ship in Service -」(以下、CCH SiS)*1上で利用できます。

背景
海運業界では、環境規制をはじめとする関連規則の複雑化が進み、船主・船舶管理会社が対応すべき要件や確認すべき情報は年々増加しています。こうした中、船舶管理の現場では、検査対応にあたる担当者が限られた時間の中で該当する要件を確認しなければならない場面が少なくありません。そこで本会は、船主・船舶管理会社から日常的に寄せられる船級検査関連の問合せに迅速かつ的確に対応するため、検査領域に特化したAIアシスタントの開発を行いました。

Survey Compassの特徴
Survey Compassは、質問を自然言語のまま受け付け、船級検査関連文書を直接検索したうえで、簡潔な要約と根拠となる情報ソースへのリンクを提示します。船級検査や船舶管理に関する情報は、安全運航に直結するため、高い正確性と信頼性が求められています。このため、Survey Compassでは、船級検査関連文書を検索対象として回答を生成する仕組みを採用し、AIが事実と異なる情報を生成するリスクの低減を図っており、利用者が安心して活用できる「信頼できるAI」を目指しています。回答とともに根拠となる情報ソースが提示されるため、利用者は船級検査関連文書を直接確認しながら、自らの専門的判断を加えて活用することが可能です。初版では、第一弾として鋼船規則B編、受検の手引き、Technical Informationを対象としてサービスを開始します。

今後の展開
本会は、Survey Compassのご利用状況を踏まえ、国際条約・旗国要件などへの対象文書の拡充や、個船情報との連携による、現場の状況により即した支援など、機能強化を段階的に進めてまいります。今後も、ClassNK Customer Hubを核に、船主・船舶管理会社のデジタル化と業務効率化を支えるサービスの拡充を進めてまいります。

ご利用方法
NK-SHIPS*2をご利用のお客様は、ご利用中のアカウントで本会ホームページのウェブサービスポータルにログイン後、「ClassNK Customer Hub - Ship in Service -」のリンクからSurvey Compassをご利用いただけます。
https://portal.classnk.or.jp/portal/indexj.jsp

以上



Survey Compassイメージ


*1 ClassNK Customer Hub - Ship in Service について
船主・船舶管理会社が日常的に利用できるWebポータルサービス。従来のNK-SHIPSの機能に加え、シームレス電子申請など、他システムとの連携を実現するハブ機能を段階的に拡張中。詳細は以下サイトを参照。
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/activities/portal/customer-hub.html

*2 NK-SHIPS について
船主・船舶管理会社向けに、個船のサーベイステータス、定期的検査/審査項目、検査/審査指定日等の情報をオンラインで提供するインターネット情報サービス。


【本件に関するお問い合わせ】
一般財団法人日本海事協会 検査本部 検査部
TEL: 03-5226-2027
E-mail: svd@classnk.or.jp

【報道関係のお問い合わせ】
一般財団法人日本海事協会 経営企画本部 ビジネス部 広報課
〒102-8567 東京都千代田区紀尾井町4-7
TEL: 03-5226-2040 FAX: 03-5226-2034
E-mail: eod@classnk.or.jp