Press Release

標題:
国内洋上風力発電の案件形成の加速化に向けた基本協定をJOGMECと締結

2023年10月5日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と、国内洋上風力発電の案件形成の加速化に向けた基本協定を締結しました。

本会は、経済産業省より電気事業法に基づく「登録適合性確認機関」*1として登録されており、風力発電設備に係る技術基準への適合性確認業務を実施しています。

洋上風力発電は「再生可能エネルギーの主力電源化に向けた切り札」として期待されています。第6次エネルギー基本計画では、洋上風力発電は2030年度までに約570万kWの導入を目指すとされており、目標達成には案件形成の加速化に向けた取組が不可欠です。

JOGMECは案件形成の初期段階から政府が主導的に関与する仕組みである「セントラル方式」*2において、洋上風力発電に係る海底地盤・風況・気象海象に関するサイト調査を開始しており、この結果は、再エネ海域利用法に基づき実施する促進区域の公募に応募する発電事業者に対し、JOGMECから提供される予定です。

JOGMECのサイト調査の結果が、技術基準への適合性確認をはじめとする風力発電設備が設置される場所の現地環境条件・運転条件等に対する設計妥当性などを判断するプロセスに活用されることを見据え、本会はJOGMECとの間で、両機関の連携に係る基本協定を締結しました。JOGMECと本会は、今回の基本協定の締結により、両機関が保有するノウハウ及び人材等を活用した連携を実現し、国内洋上風力発電の案件形成の加速化に取り組みます。

以上


関連プレスリリース

(JOGMEC):国内洋上風力発電の案件形成の加速化に向けた日本海事協会との基本協定の締結
https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_00136.html

(本会):経済産業省より風力発電設備の「登録適合性確認機関」として登録
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_news.aspx?id=9562&type=press_release&layout=1

*1 「登録適合性確認機関」に関する制度の詳細については、以下の経済産業省ウェブサイトをご参照ください。
https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/sangyo/electric/detail/furyoku.html#onshore

*2 「セントラル方式」については、上記JOGMECのプレスリリースをご参照ください。


調印式写真

右:JOGMEC 理事・再生可能エネルギー事業本部長 髙橋 健一様
左:日本海事協会 常務理事 菅 勇人

ClassNK - EOD

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