救命艇用離脱装置ニュース

1. 概要

2011年5月に開催されたMSC89にて、SOLAS第Ⅲ章1.5規則の改正(Res.MSC.317(89))が採択されました。 本改正に基づき、救命艇用負荷離脱装置は、Res.MSC.320(89)にて改正されたLSAコード4.4.7.6.4から4.4.7.6.6に適合することが要求されます。 また、離脱装置が必要な設計評価及び性能試験を受け、改正LSA コードの関連規則に適合していることが確認されるか、または適合した負荷離脱装置に交換されるまでの期間、MSC.1/Cerc.1327に適合した落下防止装置(FPD : Fall Preventer Devices)を備えなければならない場合があります。 その場合、FPDはIMOサーキュラーMSC.1/Circ.1327に従い主管庁又は船級協会によって承認されたものとしてください。

2. 対象船舶

全ての旅客船、及び500GT以上の全ての貨物船

3. 適用日

SOLAS第Ⅲ章1.5規則への適用は、2014年7月1日以降で遅くとも2019年7月1日までの最初の入渠検査時までに、完了する必要があります。

4. 離脱装置に関する情報

離脱装置に関する情報

5. FPDに関する旗国情報

FPDに関する旗国情報

6. FPDの承認

本会では、救命艇製造者の申請によりMSC.1/Circ.1327に基づくFPDの鑑定書を発行致します。 FPDをご準備される際には、その取り付けに関して各救命艇製造者にお問い合わせ願います。

7. 関連情報

(1) ClassNK テクニカルインフォメーション

  • TEC-0858 MSC89の審議結果の紹介
  • TEC-0966 救命艇負荷離脱装置(救命艇離脱回収装置)の検査
  • TEC-0982バハマ籍船の救命艇負荷離脱装置(救命艇離脱回収装置)の検査

(2) 関連規則

  • SOLAS 第Ⅲ章1.5規則の改正(Resolution MSC.317(89))
  • LSAコードの改正(Resolution MSC.320(89))
  • 救命設備の試験勧告(MSC.81(70))の改正(Resolution MSC.321(89))
  • 落下防止装置(FPDs)のガイドライン(MSC.1/Circ.1327)
  • 救命艇の離脱・回収装置の評価及び交換に関するガイドライン(MSC.1/Circ.1392)
  • SOLAS 第Ⅲ章1.5規則の早期適用に関する回章(MSC.1/Circ.1393)
    SOLAS 第Ⅲ章1.5規則の "最初に予定される入渠" に関する説明(MSC.1/Circ.1445)