EPIRB & VDRの改正性能基準
EPIRBの改正性能基準IMO Resolution MSC.471(101)が2019年6月14日に採択されました。
改正性能基準は2022年7月1日以降に搭載(install)されるEPIRBについて適用されることになっております。
「installed」の解釈につきまして、IACSはUI SC295を作成しましたが、IMOに提出されておりません。
従って、現在「installed」に関する統一解釈が決定されていないため、各旗国の指示によることになります。
「installed」の各国の解釈については、旗国情報をご覧ください。
更なる情報があった場合は、適宜更新いたします。
なお、本改正に関連してVDRの浮揚式保護カプセルの要件として、EPIRBの性能基準がVDRの性能基準に参照されていることから、VDRの改正性能基準IMO Resolution MSC.494(104)が2021年10月7日に採択されております。
適用日はEPIRBと同じく2022年7月1日以降に搭載(installed)されるVDRとなります。
「installed」の解釈につきまして、IACSはUI SC261(Rev.1)を作成しましたが、IMOに提出されておりません。
従って、現在「installed」に関する統一解釈が決定されていないため、各旗国の指示によることになります。
「installed」の各国の解釈については、旗国情報をご覧ください。
更なる情報があった場合は、適宜更新いたします。
日本籍船の対応
現状、改正性能基準に適合したJG/HK承認のEPIRB及びVDRがないことから、改正性能基準の国内法令への取り入れは未だ行われていない状況となっております。
このため、日本籍船につきましては、国内法令が改正されるまで、2022年7月1日以降に搭載されるEPRIB及びVDRについても、従前の各性能基準A.810(19)及びMSC333(90)に適合したJG/HK承認品で差し支えありません。
改正性能基準の適用日はわかり次第、お知らせ致します。