Press Release

標題:
「人員移動設備に関するガイドライン」を発行
~洋上施設上で作業を行う人員が乗船する船舶に対する国際規則にも対応~

2024年7月1日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、「人員移動設備に関するガイドライン」を発行しました。洋上施設上で保守・管理作業等を行う作業者が、船舶から洋上施設上へ安全かつ効率的にアクセスするための人員移動設備について、設計および検査に関する事項や、要件を満たした船舶に対する船級符号の付記(ノーテーション)に関する規定をとりまとめています。

洋上発電施設の稼働およびそれらのメンテナンス作業開始に伴い、保守・点検作業を支援することを目的とした特殊船舶が導入されています。当該船舶には、人員移動設備が備えられており、より安全性、効率性を高めるためにさまざまな装置が開発されています。

また、洋上施設上で作業を行う人員が乗船する船舶に対する要件であるIP Codeが、IMO第106回海上安全委員会にて採択されました。一方で、IP Code上、人員移動設備に関する規定はあるものの、詳細な要件は規定されず、人員移動設備の設計、製造、試験および設置は船級協会等の要件によることとなっています。

この度、本会が発行した「人員移動設備に関するガイドライン」では、人員移動設備の設計に関する要件ならびに製造時、船舶への搭載時および船舶への搭載後の検査の要件等を規定しています。また、要件に適合した人員移動設備を搭載する船舶に対する、人員移動設備の分類に応じた船級符号の付記(ノーテーション)について定めています。

本会は今後も洋上発電の拡大に向け、従事者の安全確保への貢献をはじめ、認証機関としての活動の知見を生かした取り組みに努めてまいります。

本ガイドラインは、本会ウェブサイト(URL: www.classnk.or.jp)にてマイページのユーザー登録をすることにより、マイページの「ガイドライン」にてご覧いただけます。
https://www.classnk.or.jp/account/ja/Rules_Guidance/ssl/guidelines.aspx



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