Press Release
標題:
燃料消費実績報告・認証システム “ClassNK MRV Portal” IMO DCS対応版をリリース
2018年10月12日
一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、2019年より国際海事機関(IMO)が導入する燃料消費実績報告制度(IMO DCS)に準拠した、船舶の燃料消費実績の報告・認証システム“ClassNK MRV Portal” IMO DCS対応版をリリースしました。
海運より排出される温室効果ガス削減への取り組みとして、船舶の燃料消費実績に関わる制度の導入が進んでいます。欧州地域では2018年より、域内を運航する船舶を対象とする「燃費消費実績報告制度に関する欧州規則(EU MRV規則)」が施行されています。2019年からはIMO DCSにより、国際航海に従事する5,000GT以上の船舶を対象として、燃料消費量に関するデータを収集し、年間消費実績を集計した報告書を船籍国もしくは代行検査機関(船級協会)へ提出の上、認証を取得することが求められます。
本会は、燃料消費実績の報告・認証システム“ClassNK MRV Portal”を開発し、2017年よりEU-MRV規則向けに提供しておりますが、今般IMO DCS対応版へのアップデートを完了しました。同システムは、船舶から陸上へのデータ送信、陸上における管理機能、及び燃料消費実績に関する年間報告書を本会へ提出する機能から構成されます。また、商用パッケージや自社開発による航海日誌システムとの柔軟な連携機能を有しており、船上での追加作業無しで、必要なデータを報告することが可能です。
IMO DCS適合のために、これからデータ収集を開始される場合の申し込み方法や詳細情報を以下ページに掲載しています。なお、既にEU-MRV規則向けに同システムを利用しているユーザーは、追加の申し込み無しでIMO DCS対応版をご利用いただけます。
http://www.classnk.or.jp/hp/ja/activities/statutory/seemp/index.html
以上
ポップアップウィンドウを閉じるボタン