Press Release

標題:
改正IMOガイドラインに対応した最低推進出力評価ソフトウェア
“PrimeShip-GREEN/MinPower ver.2.0”をリリース

2021年11月5日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、荒天下における操船性を維持するための最低推進出力に関わるIMOガイドラインへの適合を確認するための造船所向けソフトウェア“PrimeShip-GREEN/MinPower ver.2.0”をこの度リリースしました。

EEDI規制値への適合が要求される船舶は、荒天下における操船性を維持するため、一定以上の推進出力を有することが要求されています。この推進出力の評価はIMOの「最低推進出力暫定ガイドライン」*1に従って行うことが規定されていました。2021年6月に開催されたMEPC76において、荒天条件の見直しやSHOPERA(欧州)と日本船舶海洋工学会による研究開発プロジェクトの成果を基に策定されたガイドラインの改正が承認され、新たに「最低推進出力ガイドライン」*2として発行されました。

本会は、IMOガイドラインに従って最低推進出力評価を行うソフト“PrimeShip-GREEN/MinPower”を2014年より提供してきました。今般、前述のガイドライン改正をふまえ、ユーザーフレンドリーな操作画面はそのままに、当該ソフトを最新の要件に対応すべくver.2.0としてアップデートしました。本会は引き続き、規制対応支援ソフトウェアの提供などを通じ、造船所をはじめとした関連業界への寄与に努めていまいります。

“PrimeShip-GREEN/MinPower ver.2.0”の詳細や利用申し込みの方法については、以下のウェブサイトに掲載しています。
URL:http://www.classnk.or.jp/hp/ja/activities/primeship/index.html


以上


*1 RESOLUTION MEPC.232(65) “2013 INTERIM GUIDELINES FOR DETERMINING MINIMUM PROPULSION POWER TO MAINTAIN THE MANOEUVRABILITY OF SHIP IN ADVERSE CONDITIONS” (荒天化における操縦性を維持するための最低推進出力評価に関する2013年暫定ガイドライン)

*2 MEPC.1/Circ.850/Rev.3 “GUIDELINES FOR DETERMINING MINIMUM PROPULSION POWER TO MAINTAIN THE MANOEUVRABILITY OF SHIPS IN ADVERSE CONDITIONS” (荒天下における操縦性を維持するための最低推進出力評価に関するガイドライン)

ClassNK - EOD

ポップアップウィンドウを閉じるボタン