Press Release
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船体構造規則全面改正に対応した”PrimeShip-HULL 2022”を公開
2022年5月9日
一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、船体構造設計支援システム”PrimeShip HULL 2022”を公開しました。本会鋼船規則C編*1の全面改正に対応した更新を行い、安全性と合理性を両立した造船設計を強力にサポートします。
PrimeShip HULLシリーズは、船体構造の要件を定めた本会鋼船規則C編に基づき強度評価を行うソフトウェアです。設計プロセスの効率化のため、直観的なメニュー構成や動画によるヘルプなど優れたUI/UX(ユーザーインターフェイス/ユーザーエクスペリエンス)、設計工数削減のための自動化処理、NAPA Group(NAPA)の3D船舶設計システムとの連携機能を備えています。
本会は、より安全かつ合理的な構造設計に向け、実績寸法との高い整合性を保ちつつ、実遭遇海象を考慮した理論ベースの強度評価を反映した規則の全面改正を実施しており、2023年7月1日以降の建造契約船から適用を開始します。
規則の全面改正に対応し、新たな規則要件に基づく評価機能、設計作業の自動化・工数削減機能の追加などを追加したソフトウェアをこの度公開しました。また、従来船種ごとに提供されていたPrimeShip-HULLシリーズをPrimeShip-HULL 2022として統合し、様々な船種のモデリング、評価を完全に同一のインターフェイスで可能とすることで、さらなる利便性の向上を図っています。
本会は、新たな構造規則及び対応したソフトウェアの提供を通じ、造船設計プロセスの効率化への貢献に努めるともに、3Dモデルをコアとした船体構造設計や3Dデータ承認の実現への取り組みを加速させていきます。
以上
*1 関連プレスリリース:安全性と合理性の両立を追求した船体構造規則の全面改正案を承認
URL: https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_news.aspx?id=7302&type=press_release&layout=1
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