Press Release

標題:
SEEMP Part III作成ツールを8月2日にリリース
~2022年内に作成義務のCII実施計画書対応をサポート~

2022年7月20日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、SEEMP Part III作成のための追加機能を、ClassNK MRV Portalに8月2日にリリースします。

2023年からのCII制度の開始に伴い、5,000総トン以上の外航船にIMO指定書式での「CIIの計算方法、今後3年間のCII基準値、CII基準値を達成するための実施計画、自己評価及び改善に関する手順」(SEEMP Part III)の作成、また2022年内に旗国主管庁又は代行機関の承認取得が義務付けられました。船社にあっては、個別の船舶ごとに燃料消費データからCII基準値を計算の上、減速運航など基準値達成への具体的な計画を含めてSEEMP Part IIIを短期間で作成し、承認を得る必要があるため、かなりの作業量が予測されます。

本会のClassNK MRV PortalはIMO DCS、EU MRVといった燃料消費量報告制度の支援ツールで、今般追加するSEEMP Part III対応機能により、CII基準値がClassNK MRV Portalに蓄積された個船データから、追加作業無しで自動的に計算されます。また、ユーザーが画面上で選択・入力した情報に基づき、CII基準値達成のための計画が所定の書式で出力され、そのまま承認用の提出が可能な仕組みとなっています。

SEEMP Part IIIには、3年ごとの定期的な更新や、CIIレーティングが”E”もしくは3年連続で”D”となった場合に改善計画の追加・承認が要求されますが、CII基準値の自動計算、計画の作成支援機能が、これらの場合にも利用可能です。

ClassNK MRV Portalは、SEEMP Part IIIに関わる煩雑な書類作成・提出業務からユーザーを解放し、年内、また継続的な規制対応を強力にサポートします。

ClassNK MRV Portalは本会船級の有無に関わらず使用が可能です。詳細や申込みなどについては、本会ウェブサイト(ホーム > 業務サービス > ウェブサービスポータル > ClassNK MRV Portal)に公開しています。
URL: https://www.classnk.or.jp/hp/ja/activities/portal/nk-mrvportal.html


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※画面は開発中のものにつき、実際の仕様とは異なる場合があります。

以上

ClassNK - EOD

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