Press Release

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「FuelEU Maritime対応に関するFAQ(第4版)」を発行 ~罰金が複数年続く場合の取り扱いおよびGHG強度を算定する際の計算順序などについて情報を更新~

2025年7月17日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、「FuelEU Maritime対応に関するFAQ(第4版)」を発行しました。海運事業に携わる皆さまが環境規制への対応策を検討される際の手引きとしてお役立ていただけます。

船舶で使用する燃料の脱炭素化の促進を目的としたEU規則である「FuelEU Maritime」は2023年10月に発効し、2025年1月1日以降、船籍国に関わらず、EU加盟国に寄港する総トン数5000トンを超える船舶に対して、適用されています。

今般発行のFAQ(第4版)では、下記2点を含む、EMSA(欧州海上安全庁)主催の最新のウェビナーや計算ガイダンス文書等で明確化された情報を反映いたしました*。

  • 毎年連続して罰金支払い対象となった場合の罰金増額条件
  • 年間GHG強度計算時の燃料の計算順位(GHG強度の低い燃料から順に計上することで、低 GHG 強度燃料使用による恩恵の最大化が可能)

本会は、お客さまのゼロエミッションへの円滑な移行を包括的に支援する「ClassNK トランジション サポート サービス」の一環として、今後もこのような情報提供を通じ、海運事業者の皆さまのサポートに努めてまいります。

本FAQは、本会ウェブサイトの以下のページに掲載しています。

ホーム > 認証サービス > EU-MRV・UK-MRV規則 / EU-ETS / FuelEU Maritime
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/authentication/eumrv/index.html

以上


*FuelEU Maritimeの実際の運用については、現時点で明確になっていない点もあり、今般発行のFAQ(第4版)に掲載の情報は、あくまで2025年6月末時点で判明している情報に基づくものであることにご留意ください。今後、EU当局からの更新があり次第、速やかに皆さまへ情報提供を行う予定です。


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【本件に関するお問い合わせ】
一般財団法人日本海事協会 認証本部 環境部
TEL: 03-5226-3025
E-mail: dcs@classnk.or.jp

【報道関係のお問い合わせ】
一般財団法人日本海事協会 営業本部 広報室
〒102-8567 東京都千代田区紀尾井町4-7
TEL: 03-5226-2047 FAX: 03-5226-2039
E-mail: eod@classnk.or.jp

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