Press Release
標題:
大連船舶海洋工程(DSOC)、南通諾徳瑞海洋工程研究院(NODRI)による
大型液化CO2輸送船に対しAiPを発行 ~展示会ガステック2025で証書授与式を開催~
2025年9月12日
一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、大連船舶海洋工程(DSOC: Dalian Shipbuilding Offshore Co., Ltd.)、南通諾徳瑞海洋工程研究院(NODRI: Nantong Offshore Design & Research Institute Co. Ltd)が共同で開発している大型液化CO2輸送船(50,000m³級)に対し、基本設計承認(AiP)を発行し、ミラノ(イタリア)で開催されている展示会「ガステック2025」で証書授与式を行いました。本認証は規則および安全性の観点から本船の実現可能性を確認するものです。
本会は設計コンセプトに対し、液化CO2やLNGなどの液化ガスをばら積貨物として輸送する船舶の構造および設備の安全要件が規定された国際規則であるIGCコードを取り入れた本会鋼船規則「N編」に基づく審査を行い、所定の要件への適合を確認したことからAiPを発行しました。
新たな技術開発や社会実装に対し、本会は安全性評価をはじめとした貢献に引き続き努めてまいります。
以上
AiP授与式の様子(Gasetch2025 DSOCブースにおいて)

証書を挟んで左:Mr. Guo Chao, Vice President, DSOC
証書を挟んで右:日本海事協会 会長 菅 勇人
基本設計承認(Approval in Principle: AiP)について:
設計初期の段階あるいは特定の実装対象船舶が決定する前の段階で、国際条約や船級規則など既存の規制に基づき、設計を審査し、要件への適合の証明として発行する。後工程における規制面の手戻りの防止や、船級登録時の審査時間の短縮につながるとともに、設計状況の対外的なアピールの技術的根拠として活用することが可能となる。詳細は本会ウェブサイト参照。
【本件に関するお問い合わせ】
一般財団法人日本海事協会 技術本部 技術部
TEL: 03-5226-2042
E-mail: tsd@classnk.or.jp
【報道関係のお問い合わせ】
一般財団法人日本海事協会 営業本部 広報室
〒102-8567 東京都千代田区紀尾井町4-7
TEL: 03-5226-2047 FAX: 03-5226-2039
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