Press Release

標題:
次世代環境船舶開発センターの「IMOタイプBタンク搭載アンモニア燃料パナマックスバルクキャリア」に基本設計承認(AiP)を発行 ~展示会Sea Japan2026で証書授与式を開催~

2026年4月22日



一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、一般財団法人次世代環境船舶開発センターが開発したIMOタイプBタンク搭載アンモニア燃料パナマックスバルクキャリアに対し、基本設計承認(AiP)を発行しました。暴露甲板部にタイプBタンクを配置した船舶へのAiPの付与は、世界初の事例となります。本承認は規則および安全性の観点から、本船の実現可能性を確認するものです。

海運業界で脱炭素化が大きな課題となる中、燃焼時にCO2を排出しないアンモニアは、船舶の脱炭素燃料として活用が期待されています。従来、アンモニア燃料船をはじめとする代替燃焼船においては、IMOタイプCタンク*が生産性とコスト面の優位性から主流となっていました。一方、アンモニア燃料船で必要となる燃料タンクは、大容量を求められるため、積載効率や艤装の面で優れるIMOタイプBタンクにも注目が集まっています。

本会は、アンモニア燃料によるゼロエミッション船舶に向けたプロジェクトに安全性評価の観点から関与し、また、必要な基準として、アンモニア燃料船に関わる船舶、船員および環境に与えるリスクを最小化するための設備、制御および安全装置等に関する要件を規定した「代替燃料船ガイドライン」を発行しています。今般本船の設計に対し、上記ガイドラインおよび関連の鋼船規則に基づく審査を行い、所定の要件への適合を確認したことからAiPを発行しました。

新たな技術開発や社会実装に対し、本会は安全性評価をはじめとした貢献に引き続き努めてまいります。

以上

*アンモニアやLNGなど、液化ガスをばら積貨物として輸送する船舶の構造および設備の安全要件が規定された国際規則であるIGCコードにて定義されている独立型タンクタイプの1種。

イメージ画像(提供:次世代環境船舶開発センター)
IMOタイプBタンク搭載アンモニア燃料パナマックスバルクキャリア

本船搭載の燃料タンク

授与式写真

右:一般財団法人次世代環境船舶開発センター 理事長 三島 愼次郎様
左:一般財団法人日本海事協会 副会長 宮武 宜史


関連プレスリリース:
次世代環境船舶開発センターによるアンモニア燃料パナマックスバルクキャリアの設計に対し基本承認(AiP)を発行
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_pressrelease.aspx?id=7262&layout=1

GSCのコンテナ船向けアンモニア燃料タンク(IMO独立型タンクタイプB)にAiPを発行
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_pressrelease.aspx?id=10882&layout=1

基本設計承認(Approval in Principle: AiP)について:
設計初期の段階あるいは特定の実装対象船舶が決定する前の段階で、国際条約や船級規則など既存の規制に基づき、設計を審査し、要件への適合の証明として発行する。後工程における規制面の手戻りの防止や、船級登録時の審査時間の短縮につながるとともに、設計状況の対外的なアピールの技術的根拠として活用することが可能となる。詳細は本会ウェブサイト参照


【本件に関するお問い合わせ】
一般財団法人日本海事協会 技術本部 船体部
TEL: 03-5226-2017
E-mail: hld@classnk.or.jp

【報道関係のお問い合わせ】
一般財団法人日本海事協会 経営企画本部 ビジネス部 広報課
〒102-8567 東京都千代田区紀尾井町4-7
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