Press Release

標題:
コンテナ運搬船の追加火災対策のためのガイドライン」を発行 ~規則要件を超えた安全性追求の取り組みを支援~

2023年4月18日

一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、「コンテナ運搬船の追加火災対策のためのガイドライン」を発行しました。コンテナ運搬船における追加の火災安全対策を船級符号の付記(ノーテーション)として示すための規定を取りまとめています。

物流の拡大や船舶の大型化に伴い、船舶で輸送される貨物の性状や積載方法が多様化していく中で、より高いレベルの安全確保に向け、SOLAS条約や船級協会規則による義務的要件にとどまらない追加の火災対策への取り組みが行われています。特に、多種多様な貨物輸送に従事するコンテナ運搬船において、火災リスクの低減を目的とした探知や消火用設備の設置の検討が進んでいます。

本会は、このような設備に関わる動向の調査などに基づき、評価を行うための規定として「コンテナ運搬船の追加火災対策のためのガイドライン」を取りまとめました。今後、本ガイドラインに照らし、追加的な火災安全対策がなされていることを示すためのノーテーションをコンテナ運搬船に付与していきます。

なお、昨今の電気自動車の輸送機会の増加にともない、追加の火災対策が講じられつつある自動車運搬船についても、ガイドラインの発行を予定しています。本会は、さらなる安全性を追求する取り組みを支援すべく、必要な指針策定及び認証サービスの提供に努めてまいります。

本ガイドラインは、本会ウェブサイト(www.classnk.or.jp)のマイページのユーザー登録をすることにより、マイページの「ガイドライン」のページでご覧いただけます。

以上



参考:
コンテナ船の安全確保に関わる本会プレスリリース(2023年2月28日)
「コンテナ船などの安全かつ効率的な運用確保に向けた基準を発行」
https://www.classnk.or.jp/hp/ja/hp_news.aspx?id=9382&type=press_release&layout=1

ClassNK - EOD

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