東京大学 生産技術研究所と鉛直方向加速度を受ける粒状貨物荷重の内圧評価方法の高精度化に向けた研究を開始
一般財団法人日本海事協会(ClassNK)は、東京大学 生産技術研究所 人間・社会系部門 地盤機能保全工学 桑野研究室と鉛直方向加速度を受ける粒状貨物荷重の内圧評価方法の高精度化に向けた研究を開始しました。
鉱石をはじめとする粒状貨物は粒子の間の摩擦によって複雑な挙動を示し、船倉へ作用する荷重に関しても液体貨物とは異なることが知られています。鋼船規則C編や共通構造規則(CSR)では過去の研究の知見が反映された算式が用いられておりますが,これまでの桑野研究室との共同研究で,高精度化の余地があることが明らかになりました。そこで,粒状貨物の特性を考慮した合理的なばら積み貨物のより高精度な設計荷重評価式の確立を目指し、実験および数値シミュレーションによる検討に取り組みます。
東京大学 生産技術研究所 桑野研究室 概要:
高精度な室内試験による地盤材料の力学特性評価のような土質力学の基礎的研究、地中構造物や土構造物の長期挙動や合理的更新手法という持続性社会の確立に向けた実務的研究や地盤陥没に関する研究を行っている。
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