現在とこれからの取り組み

ClassNKは、2017年7月、研究開発ロードマップを策定しました。このロードマップは本会の中長期的な研究開発のビジョンを示すとともに、研究開発の方向性を明らかにすることを目的としています。

ロードマップでは「コア技術を中心とした基盤技術の研究開発と人材育成」と「損傷情報の活用による類似損傷、重大損傷の防止に向けた取組み」の2つを本会の研究開発活動を支える基盤的な活動と位置づけ、恒常的に取り組んでいくことにしています。
さらにこの基盤的な活動を土台として、「規則開発(現行規則の更なる合理化、透明性・合理性の高い新技術規則の開発)」「検査技術の革新(ICT等高度情報技術を活用した検査の革新、遠隔検査技術や検査ロボットの開発)」「海洋環境保全(環境規制の動向調査、環境保全新技術に対する評価・認証技術の開発)」「革新的技術の開発(デジタライゼーション等高度情報技術による海事技術のイノベーション、革新的新技術に対する評価・認証技術の開発)」の4つを基幹テーマとし、それぞれの基幹テーマに沿った研究開発を展開しています。

ロードマップに基づく研究開発の実施に当たっては、大学、研究機関や業界との連携を重視しています。合わせて共通課題での共同研究の推進や海事人材の育成といった、海事社会における船級協会としての役割も果たしていく所存です。