現在とこれからの取り組み

ClassNKは、2022年1月、新たな開発ロードマップを策定しました。このロードマップは2022年以降の本会の中長期的な研究開発のビジョンを示すとともに、研究開発の方向性を明らかにすることを目的としています。

新たなロードマップでは「先進基盤技術の拡充により、各対象機器・システムに対し合理的な規則基準を提供すると共に顧客資産のライフサイクル管理を行う顧客の価値創造を支援する」ことを本会の研究開発活動方針とし、恒常的に取り組んでいくことにしています。 さらにこの研究開発方針を実現する具体的な方策として、「海上における人命と財産の安全確保に貢献する研究(現行規則の更なる合理化、透明性・合理性の高い新技術規則の開発)」、「海洋環境保全に貢献する研究(環境規制の動向調査、環境保全新技術に対する評価・認証技術の開発)」、「社会を先導する新たな認証に貢献する研究(デジタライゼーション等高度情報技術による海事技術のイノベーション、革新的新技術に対する評価・認証技術の開発)」の3つを基幹テーマとし、それぞれの基幹テーマに沿った研究開発を展開しています。

新たなロードマップに基づく研究開発の実施に当たっては、大学、研究機関や業界との連携を一層重視しています。合わせて共通課題での共同研究の推進や海事人材の育成といった、海事社会における船級協会としての役割も果たしていく所存です。