研究開発ロードマップ

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コア技術を中心とした基盤技術の研究開発と人材育成

損傷情報の活用による類似損傷、重大損傷の防止

規則開発

本会は2018年から2022年の5年間で、船体構造強度に関する鋼船規則C編の全面見直しを行うこととしています。この見直しに対応して、関係する技術背景の整備や基盤技術に関する調査研究を行っています。
また「現行のIACS CSRにかわるGBS適合技術規則の開発・提案」の先行的な取組みとして、「信頼性手法に基づく船体構造強度評価に関する研究(縦曲げ最終強度評価、縦曲げ最終強度以外の限界状態の強度評価)」を実施しています。

検査技術の革新

検査技術の革新に関する研究開発として、上記項目に加え、高度情報技術を活用した船舶検査の合理化、高度化(先進的統合検査システムの開発)や、先進的非破壊検査技術の実用化(フェーズドアレイUT技術の実用化)に取り組んでいます。
ドローンの船舶検査への活用については、関連するガイドラインを作成し、公表しました。

海洋環境保全

2020年のSOx排出規制適合のための低硫黄燃料油の燃焼性について、燃焼性評価のための分析方法の開発・実用化や、燃焼性悪化のメカニズムの調査などを行っています。
また、海事クラスター共同研究「実海域実船性能評価プロジェクト」に参加し、性能評価や認証方法の確立を中心として貢献を図っています。
さらに、水中騒音に関するIMOの動向について、先行調査を実施しています。

革新的技術の開発

デジタル技術を含む高度情報技術を活用し、先進的な技術サービスの開発を行っています。
自律運航や自動運航技術に関しては、安全性評価を目的として、自律化・自動化レベルごとの機能要件を開発し、関連するガイドライン(暫定版)を発行しました。
また、海洋開発に関する研究開発として、メタンハイドレードや熱水鉱床開発を主たる対象とし、関連する基盤技術の調査研究と安全性評価技術の開発を実施しています。