セミナー

「シップリサイクルセミナー」

開催日:2016年 5月12日

2009年にIMOで採択されたシップリサイクル条約は、2016年3月にベルギーが批准し、2016年5月現在、批准国が4カ国となっています。また、2016年1月に、世界最大の船籍国であるパナマが、シップリサイクル条約の批准に向けて国内手続きに入ったとの報道もありました。
 一方、2013年12月に発効したシップリサイクルに関するEU規則については、同規則に基づくインベントリ(船舶に使用される有害物質の所在と量を示す一覧表)の作成方法に関し、EMSA(欧州海上安全庁)においてガイドラインの策定作業が進められています。
 さらに、世界最大の船舶リサイクル国であるインドにおいても、一部の船舶リサイクル施設では、安全・環境に配慮した船舶リサイクルが実施されるようになっており、同国政府が、シップリサイクル条約を批准する可能性も出てきています。
 このような状況下、シップリサイクルに関する最新の動向を紹介すべく、国内外から専門家を招聘し「シップリサイクルセミナー」を開催致しました。

当日は多数の方々にご来場頂き、盛況のうちに終了することができました。ご来場くださいました皆様に厚く御礼申し上げます。

また、残念ながらご来場頂けなかった方には、当日配布致しました講演資料をご提供させて頂いておりますので、ご入用の方は以下の連絡先までお問い合わせください。

本件に関するお問い合わせ先/一般財団法人 日本海事協会 技術研究所
TEL:03-5226-2737 E-mail:ri@classnk.or.jp

開催概要

開催日時・場所

2016年5月12日(木) 13:30 ~ 16:40
海運クラブ「2階ホール」

主催

一般財団法人 日本海事協会

会場
会場
パネルディスカッション
パネルディスカッション

講演内容

  • 「開会挨拶」

    一般財団法人日本海事協会
    シップリサイクル事業推進チーム
    チームリーダー 髙野 裕文

  • 「来賓挨拶」

    国土交通省
    大臣官房技術審議官 加藤 光一 様

セッションⅠ
欧州及び日本のシップリサイクル条約を取り巻く状況

セッションⅡ
南アジアの船舶リサイクルヤードの現状 〜パネルディスカッション〜

  • 8「Accelerating More Sustainable Ship Recycling
    – A Ship Owner's Perspective」

    講演者 :
    Mr. John Kornerup Bang,
    Head of Positioning & Strategic Risk Management,
    Group Sustainability,
    A.P. Møller - Mærsk

  • 「質疑応答及びディスカッション」

    ファシリテーター :
    一般財団法人日本海事協会
    シップリサイクル事業推進チーム
    プロジェクトマネージャー 平田 純一

*講演者の方の会社名、役職・所属については、講演当時のものです。