その他研究開発(共同研究等)

バラスト水処理装置を就航船へ設備するための調査研究

研究実施期間:2010年05月20日 ~ 2011年05月31日

共同研究者

社団法人日本中小型造船工業会
函館どつく株式会社
株式会社ヤマニシ
株式会社新来島どっく
佐世保重工業株式会社
株式会社カナサシ重工
株式会社アイ・エイチ・アイ・アムテック
尾道造船株式会社
株式会社三和ドック
ツネイシホールディングス株式会社
内海造船株式会社
浅川造船株式会社

研究の概要

 バラスト水管理条約は、船舶によるバラスト水の越境移動を防止する目的で2004年に採択された。 条約が発効すると、船舶から排出するバラスト水は管理基準を満たさなければならなくなる。 このため、バラスト水処理装置(D2装置)の設置が必要となるが、膨大な量の水を処理するため装置が大きく、とりわけ既存の船舶への設置は困難である。
 この状況に対応するために就航船の図面を使ってD2装置を設備する試設計を行い、設備設計上の問題点を抽出すると同時に問題解決を検討する。 さらに、実際の設備設計に対する資料を作成し、新条約移行を円滑にすることを目的とする。

1. 中小型造船所11社の現在就航している船舶の設計図面を用いて、メーカー13社のG8(形式承認)またはG9(IMO装置承認)取得済みD2装置を搭載する試設計を行う。

2. 1.の試設計を評価することで、船舶とD2装置の適合性を調査する。

3. 造船所、船主への普及のため「就航船のバラスト水処理(D2)装置搭載のためのパンフレット」を製作・配布する。

研究成果報告書

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