最新型の大水深対応セミサブリグコンセプト開発
研究実施期間:2011年10月01日 ~ 2012年03月31日
共同研究者
株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド
日本海洋掘削株式会社
研究の概要
世界的な資源開発の追い風を受けて、現在海洋構造物のマーケットが好調を極めている。大水深海底油田の開発が急速に進んでいることから、特に大水深対応海洋構造物の需要が高まることが予想されている。
しかしながら、海洋構造物における国内産業は韓国、シンガポールに大きく溝を開けられており、国内産業の競争力強化は必須である。
この状況を鑑み本研究では大水深対応セミサブリグを対象とし、掘削コントラクターが今後の導入を検討している先進コンセプトや2010年メキシコ湾事故後の規制動向、業界動向を調査する。
そのうえで、最新動向を反映した競争力、魅力のある大水深対応セミサブリグのデザインコンセプトを開発し、海洋構造物における国内産業の発展に資することを目的とする
1. 最近建造された(もしくは建造中)の大水深向けセミサブリグの仕様調査
2. メキシコ湾での油流出事故をふまえた動向に関する調査
3. 掘削コントラクターが今後の大水深向けセミサブリグに求める仕様・配置要件の調査
4. 最新のセミサブリグ主要設備仕様(掘削設備、サブシー、位置保持設備)の調査
5. 基本コンセプトの設計検討
5-1. 船体主要寸法・形状
5-2. 船体性能確認(Stability、動揺性能、位置保持性能)
5-3. 全体基本配置(GA)
5-4. 船体基本構造
6. 基本コンセプトに関するデザインレビュー
7. 基本コンセプトに関するNKのAIP取得