コンテナ船HOLD内消火装置に関する研究
研究実施期間:2010年06月01日 ~ 2012年04月30日
共同研究者
株式会社商船三井
研究の概要
あるコンテナ船のホールド内で発生した火災に対し、作動した二酸化炭素消火設備では鎮火できず、最終的にホールド内への注水を余儀なくされた。
本プロジェクトでは、コンテナ船における二酸化炭素消火設備の有効性を検証する。
1. 実船調査
事故船のホールド内火災用二酸化炭素消火装置やコンテナホールドの各種技術要件を実船調査する。
2. 消火時の再現シミュレーション
実際に今回の火災を模擬したシミュレーションを実行し、事故事例の原因究明および当該消火装置の有効性を検証する。
また、その検証結果に基づき、より有効な消火装置の配置や運用方法を検討の上、実際の火災を模擬したシミュレーションにより評価を行う。