その他研究開発(共同研究等)

舶用C重油焚ディーゼル機関の排気ガス黒煙対策用排ガス粉塵処理装置の開発並びに船上耐久試験 (DPF)

研究実施期間:2011年02月01日 ~ 2013年01月31日

共同研究者

株式会社赤阪鐵工所
株式会社商船三井

研究の概要

 舶用ディーゼル機関の排気ガスに含まれるPM(粉塵などの粒子状物質)に対しては、国際海事機関において重要な課題として取り上げられており、NOx/SOxに続いて規制の議論が進められている。また、米国環境保護庁が2014年から内航船舶などの排気ガスを対象としてPM規制を施行すると発表したことや、日本国内においても環境省の健康被害調査によりPM対策姿勢が強まるなど、明確な規制を求める社会的要請は高まっている。実際問題として、商船や客船の入出港時および着岸中における排ガスの粉塵が、輸送貨物や近隣施設などに降着被害をもたらすことに対して、関係者からの苦情が発生する事例も少なくない。
 本事業では、これらに応えるべくC重油焚のディーゼル機関に対応した排ガス粉塵処理装置の開発を行い、船上耐久試験を実施する。

1. 設計
 排ガス粉塵処理装置の仕様策定、設計製作を行う。

2. 試験
 新船(一般貨物船)に開発した処理装置を搭載し、1年間運用し、その成果を取り纏める。

研究成果報告書

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