その他研究開発(共同研究等)

浮体構造物を活用した液化天然ガス供給のバックアップ体制(災害対応型FSRU等)に関する研究開発

研究実施期間:2012年08月28日 ~ 2013年07月31日

共同研究者

株式会社アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド
国立大学法人東京大学

研究の概要

 近年のエネルギー政策の見直し、シェールガス輸入開始等によりLNGの国内需要が増加する見込みであり、国内LNG施設の増加が期待されている。2011年の東日本大震災により陸上インフラ施設が被災し、中長期に亘ってエネルギー供給が途絶する恐れが顕在化した。そのため、LNG施設であり、かつ地震、津波等の災害時においてもエネルギー供給が確保できるバックアップ体制が望まれている。
 本研究では、上記を受けて、1.災害時において移動が可能、2.地震・津波の影響が陸上に比較して小さいという条件を満足し、かつ海外においても実績のある浮体式LNG貯蔵施設(LNG FSRU)を活用したバックアップ体制の構築を目指す。また、通常時だけでなく災害後もエネルギー供給が可能となるような多目的LNG FSRUの開発、多目的LNG FSRU設置に際して必要となる環境影響評価の調査を研究目的とした。さらに、災害時の要求に対応できる魅力ある浮体構造物を提案し、海洋開発事業の発展に資することを目的とする。

1. テーマに対するコンセプトの掘り下げを行う。

2. テーマに対する課題を抽出する。

3. テーマに対する課題解決のための技術調査を行う。

4. テーマに対する仕様・配置を考慮した概念設計を行う。

5. デザインレビュー会議の結果を折り込んだ認証資料を作成する。

6. テーマに対する環境影響評価項目の検討を行う。

研究成果報告書

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