その他研究開発(共同研究等)

洋上風力発電用浮体の安全性評価方法に関する研究(フェーズ3)

研究実施期間:2013年04月01日 ~ 2014年03月31日

共同研究者

国立大学法人九州大学

研究の概要

 洋上風力発電システムを実用化するために、多くの新しい技術課題が出てくると予想されている。特に、沖合に設置を想定した大型風力発電浮体に対して、荒天下暴風・大波に遭遇した際、浮体の安全性評価に不可欠な波浪衝撃力と最大波浪荷重の推定や、浮体の最大動揺量及び最大加速度の予測に関わる高精度解析手法が求められている。
 本案件では平成23年度から3年計画で共同研究を実施しており、九州大学応用力学研究所が開発してきた強非線形波浪荷重のCFDコードであるRIAM-CMENをベースに拡張・改良を進め、洋上風力発電用浮体の安全性評価手法を開発する。同時に、水槽実験を実施して、CFDの精度検証を行う。
 最終年度である平成25年度は、開発したCFDコードの検証及び評価に主眼を置いており、以下3項目の実施を目標とした。
1. 昨年度の水槽実験データを整理して、CFDコードの検証・改良を行う。
2. 水槽に送風装置を設置し、風波両存環境の水槽実験を実施する。
3. 開発された計算手法に対する評価を行う。

研究成果報告書

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