天然ガス燃料機関を備えた内航LNG運搬船兼バンカー船に関する試設計
研究実施期間：2013年09月01日 ～ 2014年03月31日
共同研究者
一般社団法人日本中小型造船工業会
神戸船舶株式会社
檜垣造船株式会社
株式会社三和ドック
泉鋼業株式会社
ダイハツディーゼル株式会社
研究の概要
環境規制の強化と燃料油の価格高騰という問題に直面している内航海運業界にとって、クリーンエネルギーとして注目されているLNGを燃料とする船舶は、代替建造に当たっての一つの選択肢となる可能性がある。しかしながら、内航船を建造している造船所は、中小企業がほとんどで、技術開発に向ける人的余力が乏しい。このため、関係事業者が協力して内航LNG燃料船に関する試設計を行うことによって、環境保全と安定運航に寄与できる体制整備を整備する。
高圧でフレキシビリティを確保したLNG燃料船について検討し、概略仕様書およびコンセプト図を作成する。
・船種：3,500m3LNG運搬船兼LNGバンカリング船
・航路：京浜～釧路（605マイル）
・推進器：2機2軸（CPP）
・速力：13ノット
・緊急時の燃料として重油を片道分積み込む
・発電機は停泊時用を考慮して4台
1. LNG燃料船の概略設計
2. エンジン及び推進システムの検討
3. LNG燃料タンクシステムの研究