その他研究開発(共同研究等)

船殻CADデータの共通フォーマット及びインターフェースプログラムについての研究開発

研究実施期間:2010年06月01日 ~ 2014年07月31日

共同研究者

株式会社エス・イー・エー創研
今治造船株式会社
株式会社大島造船所
尾道造船株式会社
株式会社川崎造船
佐世保重工業株式会社
株式会社サノヤス・ヒシノ明昌
株式会社新来島どっく
住友重機械マリンエンジニアリング株式会社
ツネイシホールディングス株式会社
株式会社名村造船所
三井造船株式会社
三菱重工業株式会社
ユニバーサル造船株式会社
株式会社アイヴィス
株式会社JFEテクノデザイン

研究の概要

 NKが提供しているCSR対応規則算式計算ソフトと船殻CADとの円滑なデータ連携を目的として、2次元CADとのデータ連携を可能とするシステムの開発を行う。また、船殻3次元CADの情報を包括する共通フォーマットとそれを中心としたインターフェースプログラムを実際に開発することにより、使用するCADソフトによらずに規則算式計算ソフトとのデータ連携が可能となるシステム構築を行う。

1. 船殻設計におけるCADと規則算式計算ソフトとの連携
 2次元CAD及び3次元船殻CADと規則算式計算ソフトとのデータ連携の実現を主な研究項目とし、必要に応じて関係するNK提供ソフトもその対象とする。また、データ連携については縦通部材を主な対象とし、規則算式計算ソフトとの連携によるメリットを最大限引き出すことを目指す。

2. 船殻3次元CADの情報を包括する共通フォーマットの開発
 船殻3次元CADであるNUPASを対象にして、NKが独自に開発したXML形式の共通フォーマットをベースにし、他の船殻3次元CADにも対応できるような汎用性を持った共通フォーマットを開発する。この共通フォーマットについては、将来的な汎用性を考慮して、縦通部材に限らず主な船殻部材については問題なく表現できることを目指す。

3. 共通フォーマットに対応するインターフェースプログラムの開発
 すでにNK単独で開発済みの次のインターフェースプログラムについて、機能改良を行う。
PrimeShip-CAD Interface for AutoCAD LT (2D)
PrimeShip-CAD Interface for NUPAS (3D)
PrimeShip-CAD Interface for CSR-B (Rules)

 次のソフトウェアに対するインターフェースプログラムの必要性を判断し、必要であると認められた場合、新規開発及び改良を行う。
PrimeShip-IPCA / Design
PrimeShip-NAPA Manager
PrimeShip-HULL (Rules) / CSR Tanker

 船殻3次元CAD用インターフェースについては、既に開発済みのNUPAS用に加えて、次のソフトウェアに対するものを開発することで、共通フォーマットの汎用性の確認を行なう。
AVEVA Marine 12.0 / VANTAGE Marine 11.6 / Tribon M3
Napa Steel

研究成果報告書

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