その他研究開発(共同研究等)

アレスト試験を代替する簡易試験法に関する研究

研究実施期間:2012年04月02日 ~ 2015年01月30日

共同研究者

社団法人日本溶接協会

研究の概要

 NKのコンテナ船アレスト設計指針が2009年に発刊されたことにともない、アレスト特性評価試験法(アレスト試験法)の国際標準化を目指して、社団法人日本溶接協会ATE委員会で研究を実施している。鋼板のアレスト靭性を評価する試験方法として温度勾配型アレスト試験法が確立されているが、鋼板出荷試験などに適用できる簡便な試験方法が必要である。他国でもアレスト設計指針や簡易試験法を検討しているところであり、我が国が先導してアレスト設計指針を世界に拡げるために、早期の簡易試験法の確立が急務となっている。
 本研究では、各種の簡易アレスト試験方法についてアレスト靭性との相関性について検討を加え、その結果に基づいてアレスト特性評価指針を作成する。また、シャルピー衝撃試験、DWTT試験、NRL落重試験などの従来試験方法について遷移温度を評価し、アレスト靭性との相関性を検討する。その結果から適切な簡易試験方法を選定し、アレスト特性評価方法を確立する。

研究成果報告書

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