船内LANを適用した高効率航海のためのアプリケーションプラットフォームの開発と国際標準化に関する研究開発
研究実施期間：2013年03月14日 ～ 2015年03月13日
共同研究者
一般社団法人日本舶用工業会
寺崎電気産業株式会社
株式会社MTI
研究の概要
船舶の安全かつ効率的な運航を可能にするためには、航海、機関、船体および気象海象等多くのデータが統合化され、これらのデータを有機的に結合し活用することが重要となるが、現状これらは異メーカ、異システム、異機種の壁に遮られ容易な状況にはなっていない。
そこで本研究開発では、関連する異業種のシステムとの情報統合化も想定し、異機種間での情報統合化を可能にするための船内および船陸間の情報インフラを構築し、船内、船陸間の情報統合化システムの試作と、それらを用いた実船搭載試験を行うことにより、情報統合化システムの国際標準化を目指すものである。
1. 航海、機関、船体系の各システムのデータを統合化し、船上および陸上の種々のシステムとの間で、標準化された一意の手順によりそれらが授受できるように、船内と船陸情報のインフラの構築とオープン化に取り組む。
2. 標準化された情報インフラとの相互接続性が容易に確認でき、それを認証できる仕組みを構築する。
3. 情報統合化システムを試作し、実船に搭載して、運用成果や課題等についての検証を行い、本システムの国際標準化を目指す。