船体直接強度解析のための包括的CAE モデリングシステムの研究開発（船体全体構造から局部構造までの一元化と自動化解析のための包括的モデリングシステム）
研究実施期間：2014年05月01日 ～ 2015年04月30日
共同研究者
ジャパン マリンユナイテッド株式会社
今治造船株式会社
株式会社大島造船所
株式会社テクノスター
研究の概要
近年大型化しているコンテナ船や調和CSR適用船の設計開発を行うためには、全船FEモデルによる直接強度解析が必要不可欠である。
一方で、既存のFE Modelerでは設計者の求める設計初期段階及び短期間でのモデリング、並びに設計変更への柔軟な対応が実現できていない。
設計期間・設計工数の軽減のためには、設計フローに適応した効率的なモデリングシステムの早期開発が必須となっている。
フェーズ1では全船構造及び局所構造に対して、設計初期段階から容易かつ迅速にモデル幾何形状を作成可能とする機能を開発し、その幾何形状に対して、規則要求に適合するメッシュ形状及び要素を用いたFE解析モデルを作成可能とする機能を有するモデリングシステムを開発した。
フェーズ2では上記システムに対して、全体的な解析作業の更なる効率化を図るため、以下を実施した。
(1) PrimeShip-Hull(DSA)、NAPA、AutoCAD等との連携I/F機能を実装する。
(2) 実船適用による検証を実施し、検証結果を踏まえつつ、設計者の要望に応じた更なるモデリング機能開発を図る。